丘
の敷
地の庭は6段に分かれています。元棚田なので、その形は幅が狭く縦に長いのです。そのため、大きな面積は取れず、小さな区画を各段のあ
ちこちに置いて野菜を作っています。一
区画の畑ではありません。
野
菜も
花も花壇のよう区切られた中に植え付けています。
そ
れで
野菜は小島に植わっているようなので、野菜の
小島すなわち「ベジ・アイル」と呼んでいます。
花
壇もベジ・アイルも混ぜ合わせた庭作りなので、「ポタジェ」とも言います。「ポ
タジェ」と
はフランス語で、装飾花壇とか、食用・野菜花壇などの意味があるようです。つまり、花も野菜も植物であるので、花
も野菜も一緒に分け隔てなく栽培しよう、と私たちは考えました。
面積が
小さいので仕事もやり易く、少しの量の野菜しか必要としない場合に
むいているようです。
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ベジ・アイルの野菜
たち
2010
冬

© Edward Levinson
ニンニクとサラダ菜に霜がかぶさる
例年通り、冬野菜は緑濃い葉物が中心。ブロッコリーは大きな頭から脇芽に変わっている
けれど、次から次に出るので、毎食食べる。ほうれん草も青々しく
おいしい。菜の花のビロードのような葉、小松菜、春菊、冬の寒さに対抗するためのビタミンが豊かに取れる。
大根のみずみずしさ、雪肌の美しさ。こんな美しい肌を持ちたい。キャベツも丸々と、虫のつかない葉を包み込んでいる。あっ、虫がいないのは、寒いから出て
こないのです。殺虫剤を使っているのではありません。(春のキャベツの葉は虫の穴だらけ。)
秋から紅色のラディッシュが豊作。例年、春に作るのだけれど、今年は秋に種をまいたら、とても良くできる。生のまま、ポリポリかじる。甘みと辛みが調和し
ている。
秋採りのジャガイモの種が売られていたので、今年は晩秋に収穫した。いつもの品種と違うので、味や食感も微妙に違う。
さて、料理は、最近はシンプルを主としているので、凝った料理はしない。
もっぱら薪ストーブの上の料理で、汁物が多い。
野菜と玄米ご飯のリゾット

© Edward Levinson
2009 夏から秋へ
今年の夏から秋にかけて、わが家の
ブームはナスサンド。手作りの酵母パンに、薄切りのナスを
焼いて乗せる。素焼きでもいいし、オリーブオイルにニンニクとハーブを一緒に焼き、塩こしょうで薄味を付ける。キュウリやトマトやタマネギの薄切りと一緒
に。パンに練り辛子をきかせて塗る。オープンでも、挟んでもいい。青紫蘇やバジルのハーブを添えて。
もう一つ
のマイ・ピーマンブームは、いつもの通り、ピーマン詰
め。
縦半分に切り、生のまま中身をくりぬいて
まっしゅ・ぽてとやカテージ・チーズ、納豆を詰め
る。

© Edward Levinson
キュウリがことのほか豊作。何カ所かの野菜花壇から、時を変え
て毎日新鮮なものが採れ続けている。簡単シンプルな漬け物にして保存。私の切り方は、縦に何本かの筋になるように皮を剥き、一口大の大きさに切る。それを
広口瓶に入れる。ニンニクのすり下ろし、赤トウガラシの小口切り、青紫蘇の千切り、塩を入れて、瓶を振って良く混ぜ合わせる。それだけ。酢を入れないので
色がきれい。緑と青白の縞模様。
他によく、炒め物にも煮物にも使う。
今夏のドリンクは、ハーブ水がメーン。ミネラル水に、ミントやベイリーフの葉を生
のまま入れる。香が移り、甘味が出て好評。
ブルーベリーが瓶に1杯採れた。ジャムほどではないので、タルトにでもしよう。目にいいというのだけれど、このド近眼と乱視が直るとは思えないな。
2009
夏
我が家の、敷地に続く新しく借りた空
き地に夏野菜を育てています。
ジャガイモを掘り出したら、30キロ近くになった。今年は大きさもよく、
大豊作だ。堀り立をゆでてふろふきにして食べる。そのほくほく感と、お芋の甘みのおいしさは格別。
キュウリは毎
日5,6本採れる。炒め物、味噌汁の具、漬け物、まだ余る。ご近所、特に町中の方たちへ配る。
なすはこれか
らが豊作。トマトはまだ青い。
サヤインゲンが
毎日豊作。
にんじんは間
引きを食べている。前の季節のにんじんの花が大きなぼんぼりのように咲いている。
今年はびわも結構なった。と言っても、栽培風の世話はしないでそのま
ま野生に任せている。小粒で傷もある。木からもぎ、皮をむいてそのまま吠え張る。しずくが垂れ、じわっと甘みがのどごしに通る。生ばかりでなく、コンポー
トにしたり、びわ酒に作った。
来年は摘花と摘果をして、袋がけもして立派に作ってみよう。
© Edward Levinson
ブ
ルーベリーの木は5本になった。そのうちの2.3本に実がつき、毎日少しずつ紫色に変わり、甘くなる。朝食に食べる。目にいいというので、
その効果が楽しみだが。
野草茶
ドクダミやスギ
ナがはびこっています。草取りのついでにきれいな葉をより分け、洗って陰干します。それを煎じてお茶にしま
す。ドクダミは十薬と呼ばれる自然薬になります。ミントもはげしく勢力を広
げているので、間引きしながらお茶に。単独でもブレンドでも。あまりあまったら、お風呂に入れます。
今
は石けん作りが盛んなので、こういうどこにでもあるを遣う場合もあるようです。
2009 春から初夏へ
野菜花壇では、サヤエンドウの花がき
れいに満開で、鞘も付け始めた。タマネギは掘り出し頃。
エドが夏野菜の植え付け。ここは畝が
一直線の畑らしい畑。敷地に隣接していた空き地を借りたのだ。下の方の農家の方が、ユンボで土を掘り起こしてくれた。ジャガイモはすでに芽を伸ばして苗に
なっている。
ブロッコリー、大根、春菊、タマネギの花が咲き出した。
2009 冬から春へ
基本的には初冬と同じ野菜たち。未だ
に延々と取れ続けている。キャベツ、しゅんぎく、ホウレンソウ、ブロッコリー、椎茸、ワケギ、大根、ニンジン、菜の花、サラダ菜などが今時の収穫物。
サヤインゲンが伸びて支柱を立てた。
サラダ菜も何種類か、葉が伸びている。
今ちまたでは「ベビーリーフ」と言っ
て若くて小さい葉を食べるのがはやっているとか。私たちも毎食、小さな葉を摘んで食べている。
ブロッコリーの頭はしだいになくな
り、脇芽が出始めている。花にする分を残して
早々と食べる。そうしないと黄色く芽
吹いてしまうから。代わりに春キャベツの頭が大きくなっている。
芽吹くと言えば、フキノトウやノビル
が出始めている。フキノトウは、天ぷらや味噌汁の具にするけれど、おそばやうどんの薬味として、細かく刻んでネギの代わりにするのもおつな味だ。
大根はとても辛く、ニンジンはセリの
香りと明るい橙色がきれい。
主役の顔 レモン
私の地域では初冬からレモンが採れ
る。キンカンやゆず、ミカンなどの柑橘類はもちろんのことだが、レモンが木から直接採れるのは特別なことのようでうれしいものだ。
レモンと言ってすぐに思い出すのは、
「智恵子抄」や梶井基次郎の「檸檬」かもしれない。私には、喫茶店の吉祥寺「檸檬」と、お茶の水の「レモン」だ。それとアメリカのfolk
song「レモンツリー」。
木から直接レモンを取った最初の体験
は、1972年に始めて行った外国、台湾の台南市でのこと。知り合いの医者を訪ねて滞在したときのことだった。
今、わが家にはレモンの木が3本あ
る。まだ小さいけれど、いつかたくさんの実が光り輝く日を待つ。
今頃の飲み物は、いつものようにレモ
ンを搾り、蜂蜜で甘みをつけたハニー・レモン。
ショウガおろしを加えると体が温ま
る。サラダドレッシングにもよく使う。
©エドワード・レビンソン
2008/
秋から初冬
野菜花壇の根のものが勢いがいい。大
根、ニンジン、蕪は毎日収穫。葉物は菜の花、こまつな、ホウレンソウ、レタス、春菊、ワケギ。球はキャベツとブロッコ
リー。今成育中のニンニク、エンドウ、タマネギも芽をどんどん伸ばしている。といっても量はどれもほんの少し。それでも
十分だ。
実ものではキンカンが今年も鈴なり。
色づきはまだうっすら。ビワの花も満開だから、実がたくさん付くでしょう。ミカンは今年ようやく2個生った。これから
ユズやレモンがいつかは実になるでしょう。早く実になれ柑橘類!
隣の果樹園では甘夏が良く生ってい
る。ここは持ち主が「みかんやま」と呼んでいる。でも山と言うほどでなく、斜面に何列か植わっているのだ。大きく枝を張
り出し、とても立派。わが柑橘類がこれほどの大きさになるにはあと何年かかるのだろう。

© Edward Levinson